ネーティブの英語

“Very”の使いすぎに注意!(ネーティブの英語を学ぶ)(後編)

Very, Veryってうるさいんだよ!!(2)

前篇のイラストでは本物のジェームズ先生とそっくりだったんだけど、後編では似てないかも。

YouTubeの英語の授業を利用して、ネーティブのボキャブラリーを身に着けましょう!

“English with James” のジェームズ先生が生徒のみなさんにクレームがあるそうです。

●モズモズ:「先生!どうぞ!」

●ジェームズ先生:「なんでもかんでもVery, Very , Veryってうるさいんだよ!他の言い方を知らないのかよ!」

●モズモズ:「先生!落ち着いて!ボクが先生の代わりにみんなに説明しておきます!」

フウー(汗)という訳で、ジェームズ先生のビデオは後で見てもらうことにして、先にボクが内容を説明いたします。
ジェームズ先生のビデオのリンクは最後に貼ってありますので、ボクの説明を読み終わってから、最後に見て下さい。
今回のビデオでは全部で12の単語を話題にしていますが、6単語づつ、前半と後半に分けて説明します。

今回は後半の単語を紹介します。

前半をまだ見ていない場合は下をクリック!

“Very”の使いすぎに注意!(ネーティブの英語を学ぶ)(前編)

 

“very”を付けずに別の単語で表現する!

ジェームズ先生は以下のような”very”の使い方にご立腹です。

「君たちの会話は頻繁に”very“が出てきて、”monotonous and boring !”(単調で、つまらない!)」

「もっとボキャブラリーを増やして、別の言い方をしなさい!」

別の言い方とは何でしょうか?

下の言葉を”very”を付けない単語に変えてみましょう。

(7番から12番が今回扱う言葉です。1番から6番は前回の記事で扱っています。)

  1. very rude
  2. very short
  3. very boring
  4. very good
  5. very hot
  6. very cold
  7. very hungry
  8. very slow
  9. very fast
  10. very tired
  11. very poor
  12. very rich

ジェームズ先生の回答はこれ!

英語ノート
はい!はい!それではジェームズ先生の回答です。

まあ、この単語がベストかどうかは分かりませんが、ネーティブの普通の感覚ではこのような言い換えが出来るという意味ですね。(7番から12番が今回扱う言葉です。1番から6番は前回の記事で扱っています。)

  1. very rude → vulgar
  2. very short →  brief
  3. very boring → dull
  4. very good → superb
  5. very hot →  scalding, scorching
  6. very cold → freezing
  7. very hungry → ravenous
  8. very slow → sluggish
  9. very fast → rapid
  10. very tired → exhausted
  11. very poor → destitute
  12. very rich → wealthy
どうですか?
いくつ知ってましたか?

モズモズの解説:

それでは、ボク(↑)が解説をしてみます。

ボクは「ゆっくり勉強すればするほど新しい情報は記憶として定着する」という考え方を持っています。
つまり、1つの単語について、ある程度時間をかけて調べてみることがその単語の記憶の定着に効果的だと思っています。

例えば、映画のセリフに使われたことはないか?とかNew York Timesで検索して例文を探してみることが、ある単語のスペックや個性を知る上で重要だと思っています。

例えば、自分が覚えようとしている単語が大変悲劇的な新聞記事のタイトルに使われていることなんかを発見すると、ショッキングな記憶としてその単語が記憶に刻まれたりします。

”very hungry”は”ravenous”に聞こえる!

↑ ”ravenous”な人ですね。


hungry”は一般的な「お腹が空いた」という状態を表すのに対し、”ravenous”は「飢え切った・ガツガツとむさぼり食いたいほどの極度な空腹」を表します。

ジェームズ先生は”very”多用の不適切さを強調するために強めの単語を紹介しています。映画とかドラマでは”ravenous“より“I’m starving!“の方をよく聞く気がします。実際、ジェームズ先生も”r”の音を舌をグルグル回しながら”ラアーベナス!”って大げさに発音しています。この後、ビデオを見ながら先生の発音お真似してみてください。

↓グーグルに空腹の度合い別に空腹の表現を教えてもらいました。

●peckish
意味: ちょっと小腹が空いた、何か軽くつまみたい。

ニュアンス: 食事の時間まで少しあるけれど、何かおやつや軽食が欲しいなと感じる程度の軽い空腹です(イギリスでよく使われます)。

●hungry
意味: お腹が空いた。

ニュアンス: 最も基本的で一般的な表現です。少しお腹が空いたときから、しっかり空いたときまで幅広く使えます。

●starving (または starved)
意味: 飢えている、お腹がペコペコ。

ニュアンス: hungry よりも強く、「お腹が空いて倒れそう・死にそう」という感情やユーモアを込めたカジュアルな表現です。日常会話で非常によく使われます。

●famished
意味: 飢え切っている、極度に空腹な。

ニュアンス: starving と同じくらい強い空腹ですが、やや上品でフォーマルな響きがあります。イギリスなどで好まれる傾向があります。

famished”はちょっと硬い表現かもしれません。新聞の記事なんかではしばしば使用されます。

“In the videos, the five survivors told rescuers that they were famished, but not injured or ill.”(2026年5月27日付けNew York Times)(※これはラオスで金鉱のある洞窟に入ったラオス人が増水によって、洞窟の中に閉じ込められたことを伝えた記事。)

●ravenous
意味: 非常に空腹な、ガツガツ食いつきたいほどの飢え。

ニュアンス: 野獣のように飢えており、目の前にある食べ物にすぐ飛びついて大量に食べたい、という激しい飢餓状態を表す強い言葉です。

ジェームズ先生の “very hungry“の言い換えである”ravenous”はやっぱり最も空腹度が高い場合に使用する表現のようです。後でビデオを見てもらえばわかりますが、わざと大げさに”ラアーベナス!”と冗談ぽく発音しています。

” very slow”は “sluggish”と言える

↑ これ、若いころの”sluggish”なボクです。

●“Slow”は単に「スピードが遅い」という意味ですが、“sluggish”は「動きや働きが鈍くて、活気がない・重だるい」というネガティブなニュアンスを含みます。
Slow(遅い)
単純に速度やペースが低い状態を表します。
ニュートラル(中立的)な表現で、良い・悪いの意味はありません。
例:a slow train(遅い電車)、He is slow at work(彼は仕事が遅い)。
Sluggish(不活発な・のろい)本来の元気や機敏さがなく、動きが鈍っている状態を表します。
だるさ、停滞、エネルギー不足というネガティブなニュアンスが強くなります。
例:I feel sluggish(体が重だるい)、a sluggish economy(停滞した経済)。

Sluggish”は新聞の記事なんかではよく見かけます。上の例文にあるように”経済が停滞している”という表現で使われます。

●交渉に時間がかかって、なかなか前に進まないような場合もこの表現が使われます。

“The funeral comes amid fraught, sluggish U.S.-Iran peace talks “(2026年7月14日付けNew York Times)(※fraught は”緊迫した”)

”very  fast”はではなく、” rapid”では?

↑ ラピート号ってこんな感じだったよね?違う?

↑ ラピート号ってこんな感じだったよね?違う?

●”fast” は「物理的な速度が速い」こと、”rapid” は「変化や進行が急速である」ことを表します。
●”fast”(速度が速い)
主な意味: 人や物、乗り物などの移動スピードが速いこと。
ニュアンス: 最も一般的で日常的に使われる「速い」です。絶対的なスピードそのものを指します。
例文:a fast car(速い車)He is a fast runner.(彼は足が速い)
●”rapid”(急速な・急激な)
主な意味: 状況や数値、物事が短期間で大きく変化・進行するスピードのこと。
ニュアンス: 物理的な移動というより、成長や経済、気候などの「変化の度合いが急である」ときに使います。ややフォーマルで硬い表現です。

例文:rapid economic growth(急速な経済成長)rapid change(急速な変化)

”rapid”で思い出したけど、関西国際空港から大阪のなんば駅まで走っている電車が「ラピート」でしたよね。これは同じ語源の言葉なんだけど電車の名前はドイツ語由来なので、ちょっと発音が違うようです。

●ジェームズ先生はビデオの中で話すスピードが速いことについて、”James is a rapid speaker”と言っています。

”tired”と” exhausted”の違い

↑ AIに左に”tired”な人、右に”exhasuted”な人を描いて下さいってお願いして、これが出ました。左の女子の方がボロボロに見えるけど、右の”exhasuted”な男子の方が”very tired”です。

●ここで”exhausted”を挙げたのは、”tired”の次によく使う表現ということもあるのでしょうね。

●”疲れを表す表現は沢山あるので、例によって、グーグルに例文といっしょに度合い別に並べてもらいました。

ボクは多くの関連後を紹介しますが、がんばって覚える必要は全くありません。なんとなく、あんな感じの言葉あったなあ、、てな具合でOKです。覚えようとせずに、一つ一つの単語を口に出して発音してみて、頭の中で音を響かせることが出来ればそれで十分。
後日、映画を見たり英字新聞を読んだりした時に「あれ?どっかで聞いたことのある言葉だぞ!?」ってなることがあります。そんなことが何回か繰り返される内に言葉を音として記憶出来るようになると思います。
  • tired
    • 例文:I’m too tired to cook dinner tonight. Let’s order pizza.
    • 意味:今夜は疲れて夕飯を作れないから、ピザを頼もう。
  • weary
    • 例文:She grew weary of listening to his constant complaints.
    • 意味:彼女は彼の絶え間ない愚痴を聞くことに、すっかりうんざり(心労)してしまった。
  • fatigued
    • 例文:The pilot was too fatigued to fly after the long-haul shift.
    • 意味:そのパイロットは長時間のシフトの後で疲労が激しく、操縦できる状態ではなかった。
  • worn out
    • 例文:I’m completely worn out from studying for exams all week.
    • 意味:一週間中テスト勉強をしていて、もうボロボロに疲れ果てた。
  • wiped out
    • 例文:That intense gym workout completely wiped me out.
    • 意味:ジムのあの激しいトレーニングのせいで、完全にクタクタになったよ。
  • drained
    • 例文:Dealing with difficult customers all day left me feeling drained.
    • 意味:一日中クレーマーの対応をして、エネルギーをすっかり吸い取られた気分だ。
  • exhausted
    • 例文:He was utterly exhausted after running his first marathon.
    • 意味:彼は初めてのマラソンを走り終えて、完全に息も絶え絶え、出し切った状態だった。
  • shattered 
    • 例文:I’ve been working 12-hour days all week, and I’m absolutely shattered.
    • 意味:今週はずっと1日12時間働いていて、本当に体が粉々に砕けそうなくらい疲れている
    • この単語は印象に残りやすいよね。コップを落としてが粉々になったときに、”shatterd cup”て言ったり、「夢が砕け散った」という時に“My dream was shuttered.“って言える。その粉々なイメージをそのまま疲れた時に使うので、「疲れ切って、もうぼろぼろ、、」って感じになるよね。カメラのシャッターは”shutter”でスペルが違うので注意!

“shattered”なコーヒーカップです。

  • burnt out
    • 例文:If you don’t take a vacation soon, you’re going to get burnt out.
    • 意味:そろそろ休みを取らないと、本当に燃え尽きちゃうよ。

” very poor”は深刻な “destitute”と同じ!

↑ AIに”destitute”な状態を描いてくださいとお願いしたら、これになりました。

●”Poor“は一般的な「貧しい」状態を表し、”destitute“は食べ物や家すらない「極貧・無一文」の深刻な状態を表します。

Poor(一般的な貧しさ)

  1. 意味: お金や財産が十分にない状態。
  2. 特徴:経済的に余裕がない一般的な意味から、スキルや質が「乏しい」というニュアンス(a poor excuse=言い訳下手、poor quality=品質が悪い)まで幅広く使われます。生活は苦しくても、最低限の住まいや食事がある状態を含みます。
  3. 例文: They had to work hard because they were poor.(彼らは貧しかったので、懸命に働かなければならなかった。)

Destitute(極貧・無一文)

  1. 意味: 生きていくための衣食住(お金、食べ物、家など)が一切欠乏している状態。
  2. 特徴:”very poor”(とても貧しい)をさらに強調した、非常に深刻で悲惨なレベルの貧困です。ホームレス状態や、その日の食べ物にも困るような絶望的な状況を指します。
  3. 例文: The storm left hundreds of people destitute.(その嵐で、何百人もの人々が家や全財産を失い、極貧状態に陥った。)

●上のAIのイラストの通り、”destitute“はとても分かりやすく”very poor“ですね。でも、”poor”と”destitute”以外に単語は無いか?とグーグルに聞いたところ、下の単語を教えてくれました。このリストは下に行くほど貧しい程度がひどくなります。

  1. Hard up:お金に困っている(口語的、一時的な困窮)
  2. Short:お金が足りない(一時的な手元資金の不足)
  3. Straitened:生活が苦しい(主に家計や収入が減少した状態)
  4. Poor:貧しい(最も一般的、標準的な生活水準以下)
  5. Needy:生活に困窮した(助けや援助を必要とする状態)
  6. Impoverished:貧困化した(かつてより貧しくなった、土地が痩せた)
  7. Penniless:一文無しの(文字通りお金を全く持っていない)
  8. Indigent:困窮した(衣食住などの基本的生活物資を欠く)
  9. Pauperized:赤貧化した(救貧手当をもらうほど落ちぶれた)
  10. Destitute:極貧の(家も食料も仕事もなく、自力で生きられない)
  11. Impecunious:かねてより金がない(慢性的に極めて貧しい)

↑ どれも英字新聞とか読んでいると出てくる言葉だけど、”indigent“はよく見かける気がします。↓

”Mother Teresa, the nun who died in 1997, had already been awarded the Nobel Peace Prize in 1979 in recognition of her work over decades caring for the indigent and ill in India, and she was considered a “living saint” by many.”

(New York Times 04.25.2025)

●日常会話でよく使われる表現としては、“I’m broke.”というのがあります。「破産した」という深刻な状態に使う場合があれば、「今、たまたまお金が無い」という場合でも使える表現です。

“very rich”とは” wealthy”のこと

“wealthy”な家族です。

●”rich“は「現在の手取り収入や支出が多いこと(派手なお金持ち)」を指し、”wealthy“は「長期的に安定した資産や財産を多く持っていること(本物の資産家)」を指します。

★ニュアンス別・「裕福」を表す英語表現

Well-off 一般家庭よりも経済的に余裕がある状態を指します。「大富豪」ほどではないですが、生活に困らず、贅沢も少しできるレベルです。日常会話で最もよく使われる、嫌みのない表現です。
Affluent 地域や社会全体が経済的に繁栄していて豊かな様子を指すフォーマルな言葉です。個人に対して使う場合は「お金に非常に余裕がある(富裕層)」という意味になります。(例: an affluent neighborhood=高級住宅街)

affluent“という言葉を聞くと、ボクは昔読んだアメリカの経済学者ジョン・ケネス・ガルブレイス”The Affluent Society“という本を思い出します。でも残念ながらボクは”affluent”な生活は送ってません。

Loaded 「(お金が)山ほど詰め込まれている」というニュアンスのカジュアルなスラングです。richよりもさらに「めちゃくちゃお金を持っている」という驚きや羨ましさが含まれます。
Prosperous ビジネスや事業が成功して繁栄しているという意味のポジティブな言葉です。単にお金があるだけでなく、将来に向かって「成功し続けている」という継続的な豊かさを表します。
Well-to-do 育ちが良く、社会的な地位も高い裕福な家庭を指す少し上品な表現です。主に「家柄」や「家庭環境」の良さをセットで伝えたいときに使われます。

上の表現は、”well-to-do”以外は、”wealthy”も含めて「東大 英単語熟語 鉄壁」にも載っている単語です。※但し、”loaded”は”負担、荷物”という意味の”load”が載っています。

最後にビデオを見ましょう!

それではジェームズ先生の授業を受けましょう!
20分程度のビデオです。後半の10分は練習問題をやります。
ジェームズ先生の特徴は無理にゆっくり話さず、とても自然なスピードで話しています。

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