YouTubeで学ぶ

”開ける”の英熟語(YouTubeの英語)(5)(ネーティブの授業を体験)

”開ける”を意味する8つの英熟語(YouTubeの英語)(5)

YouTubeを利用してネーティブの先生の無料授業を受けてみましょう。

ネーティブなので、全ての授業が英語で行われます。

そこでボクの役割は、この英語の授業に日本語の解説を付けて、日本人にも受けやすい授業にすることです。

今回は、450万人の登録者を持っている大人気の先生、ロニー先生の授業です。

タイトルは、

Learn 8 Phrasal Verbs for opening: pop open, peel off, flip up…“です。

Phrasal Verb とは熟語のことです。

タイトルを日本語にすると、

”開ける”を意味する8つの熟語”となります。

それでは、始めましょう!

You Tubeで英語を学ぶメリットは6つです。


YouTubeで英語を学ぶメリットは?

まず、YouTubeで英語を学ぶメリットを説明しておきます。

  1. タダだから。
  2. どこでも、PCやスマホだけで勉強が出来るから。
  3. ネイティブの発音だから。
  4. 映像なので、記憶の定着が良い。(先生の表情や、身振り、ホワイトボードに書かれたくせの文字、等。)
  5. 実際に日常会話で使われる表現だから。(教科書や参考書の英語が通じるのか不安になりませんか?)
  6. 何度も、繰り返し見ることが出来るから。

今回の授業で学ぶ8つの熟語

今回登場する熟語は下の8つです。

まず、それぞれの熟語の意味を具体的にイメージしてみましょう。

意味が分かるものもあれば、分からないものもあると思いますが、言葉をイメージすることが大切です。

  1. take off
  2. twist off
  3. flip up
  4. peel off
  5. burst into
  6. crack open
  7. pop open
  8. pump out

今回は、日常生活ですぐにでも利用できる熟語表現が出てきます。

”開ける”という動作は”Open” という動詞を知っていれば、なんとかはなるのですが、やはり、ネーティブの自然な表現が知りたいですよね。

ボクは、機械設備のマニュアルの翻訳をしていたことがありますが、機械の操作を説明する為に、とにかく動作を表す英語表現を探すのに苦労しました。今回は適訳をネーティブの先生から聞ける訳ですから、こんなに勉強になることはありません。

You Tube ビデオを見る

それでは、”Learn 8 Phrasal Verbs for opening”を見ましょう。

(※6分の短いビデオです。でもネーティブの先生の授業なので、慣れないと疲れますよ。)

最初は日本語はもちろん、英語の字幕もOFFにして見てみましょう。

ロニー先生は英語の先生らしく、ゆったりとした速度で英語を話すので、聞き取りやすいのではないでしょうか。

もし、全く聞き取れないと感じた場合は、英語の字幕をONにして、最初から聞いてみましょう。

”開ける”を意味する8つの熟語”の解説

★8つの”開ける”を説明する前に、ロニー先生はもっと一般的な”開ける”表現を2つ使っています。

doesn’t open(開始16秒後)

“this thing on the top of the bottle doesn’t open.”
(↓短くビデオをクリップしています。)

この「does」の疑問文や否定文は日常会話でよく使われますが、日本人はわりと苦手ですよね!

特に疑問文は慣れないと難しい。「Do you konow ~」とかの「do」まではなんとか言えるんだけど、「Does she know ~」とかになると、言葉出て来なくなり、「She knows ?」とか日本語的に語尾の音を上げて誤魔化してしまう。これでも、通じるんだけど、言葉の順番を変えて、疑問文を絞り出すことを諦めてしまうと、そこから疑問文に対しての苦手意識が出来てしまう。とっさに疑問文を言えないと、まともな英会話は出来ません。

doesn’t come off.(開始21秒後)

” doesn’t come off.”

この前の「does’t open」 に続いて、この「doesn’t come off」も同じ文章の中で出てきます。「ワインんのコルクを出せない」という状況には「come off 」の方がしっくりくるということですね。

この「come off 」という表現ですが、日本の辞書を見ると、”(取っ手、ボタン等が)~から外れる”といった説明が多く、「意図せずに外れた」といったニュアンスですが、ロニー先生は「外そうとして、外せない」という意味で使っています。ここが大事なポイントですが、ネーティブが使っている時点で使って良い表現だということです。

この「does」の否定文「doesn’t~」はほんとうによく使われる表現なので、「ダズントゥ、、ダズントゥ、ダズントゥ」と繰り返しつぶやいて見て下さい。

★ボクが30年以上も前に、初めてアメリカ出張に行った時、駐在員の先輩から、モーテルのチェックイン後に、鍵を渡され、「いいか、鍵が使えなかったら、受付に行って、鍵を見せながら、It doesn’t work !って言え!」と言われました。これが最初で最後の先輩の英語のアドバイスで、ボクはこの一言のおかげでアメリカ出張を乗り切ることが出来ました。今でもよくありますね、もらったカードキーが使えないってことが。

この「It doesn’t work.」という表現はありとあらゆる「うまくいかない」を表せるとても便利な表現なので、これも何回もつぶやいて、ぱっと言えるようにしておくことをオススメします。

take the cap off(開始23秒後)

“we actually have very specific words to take the top or the cap off of certain containers.”

「容器のフタを外すことを表現するのにピッタリの言葉があります。」

(↓短くビデオをクリップしています。)

やっと「8つの熟語」の1つ目です。前の2つの「開かない」に加えて、この表現が出てきました。ところが、ロニー先生はこの表現の説明を全くしません!

「take」は英語のネーティブにとって、最も簡単な言葉の使い方のようですが、日本人にとっては最も高い壁です。

ロニー先生の授業では既にアップ済みの記事で、”Get or Take “があります。又、アダム先生の”TAKE”で始まる英熟語“もありますので、そちらを御覧ください。

「take」の使い方については、出来るだけ多くの例文を読んで感覚を掴むことが大事だと思います。

今回のtake the cap off は飛行機が離陸する時に使う、「take off」 と同じ英語の表現です。

例文:”He always feels nervous when the plane takes off.

”彼は飛行機が離陸するときにいつも緊張します。”(英辞郎on the Webより引用)

今回の「take the cap off」のように「take off」の「take」 と「off」の間に「the cap」 が入るような表現になると、途端に日本人には難しくなります

ボクが持っている”Ultimate Phrasal Verb Book“(Barron’s Educational Series)によると、「take off」 に関しては、「I took my shoes off」と「 I took off my shoes.」 のどちらも正解と書いてあります。

ところが、名詞が代名詞に変わると、take とoffの間に入れなければならないと書いてあります。つまり、

  • I took them off.(これはOK)
  • I took off them.(これはダメ!)

イチイチ文法として覚えるのは大変なので、やっぱり、「習うより慣れろ」です。
習うより慣れろは英語で、「Practice makes perfect.」が定訳ですね。ただ、どうも、ボク的にはこの定訳は分かりづらくて、調べてみたら、「Experience is the best teacher.」という英語を見つけました。こっちの方がしっくりきますね。

(※↓「take」に関して、日本人向けのYouTubeビデオを下に紹介します。)

(5分間のビデオですので、後で見てもかまいません。)

 

twist off (開始45秒後)

(回して外す)

(↓短くビデオをクリップしています。)

日本人にとっては、”take”を使った表現よりも、イメージがしやすいので、むしろ覚えやすいんではないでしょうか。ロニー先生は「安いワインはコルクじゃなくて、回すタイプのフタを使っているので、」と前置きした上、回して外す場合は、”twist off the cap’と表現しました。

flip up (開始1分30秒後)

(flip:はじく,ぽんと投げる,本のページをめくる,コインを投げる,宙返りをする、)

3つ目の熟語。ロニー先生は、ソースの容器を取り出して、再び 「come off」 という表現を使って説明します。

“a cap doesn’t come off all the way , and I flip up the cap.”

(フタはどっちの方向にでも外れるとは限りません。私は、フリップして開けます。)

(↓短くビデオをクリップしています。)


(※フリップはピッタリの日本語表現が無いので、カタカナでフリップとかフリップアップとか訳した方が、良さそうです。あえて、日本語にすると、「はじいて開ける」といった感じでしょうか。

これは、「フリップ」という言葉のイメージを持っているかによりますね。ボクはアメリカのイルカが主人公のドラマ「Flipper」(フリッパー)をイメージします。又、ビーチサンダルのことを英語で「flip-flop」と言います。

親指でコインをはじいて上に飛ばすことを”flip a coin” と言います。

とにかく、頭の中のイメージと結びつけることが大事です。

それにしても、どんな言葉でも必ず誰かがビデオを作っています。”How to flip a coin” といビデオを見つけたので、下に貼り付けておきます。

サッカーの選手や審判は必見ですね。

(↓39秒のビデオです。)

peel off (開始2分12秒後)

peel off とは剥がす(はがす)と言う意味です。

“we can say I peel off the lid and then I eat it.”

(フタを剥がして、食べる。)

(↓短くビデオをクリップしています。)

ヨーグルトのフタはこの「peel off」 という表現がピッタリですね。

ジャガイモ、や、人参の川をむく道具にピーラーというのがありますが、これはこのpeelという動詞からきた言葉ですね。

burst into (開始2分47秒後)

(突然~の状態になる、突然~をし始める)

“I can burst into, I open very quickly.”

(↓短くビデオをクリップしています。)

「開ける」とは関係の無さそうな表現だと思ったら、ポテトチップスの袋を開けるときの表現として紹介していますね。ポテトチップスを食べたくて仕方がなくて、慌てて袋を開けるときの表現ですね。

辞書の例文としては、

  • “burst into bed room” (寝室に飛び込む)
  • “burst int a flood of tears”(突然大泣きし始める)

(※英辞郎on the Web Pro より引用)

 

crack open (開始3分18秒後)

” I cracked open a beer”  ” I’m going to crack open a beer.”

(※日本語でcrackのニュアンスを含めて、うまく訳を付けるのは難しいですね。「シュパッと開ける」とかでしょうか。)

(↓短くビデオをクリップしています。)


英辞郎on the WEBでは、「crack open」は ”パックリ割れる”と訳が付いています。

「crack」とは、「割れる、ひびが入る、折れる、裂ける」といった意味になります。

これらの定義から判断して、最初はピンと来ませんでしたが、缶に小さな穴を裂けるように開ける、とか、割れるように開ける、とイメージすると納得が出来ました。

YouTubeを見ると、やっぱりcrack open a beer というビデオがありました。

↓たった15秒の短いビデオです。

 

take off (開始4分7秒後)

“I can take off the lid (or cap)of my marker.”

「マーカーのフタを外すことが出来る。」

(↓短くビデオをクリップしています。)

“put on the marker ” 「フタを付ける」

★take off については、1つ目の熟語として、上で既に解説済みですね。

pop open(開始4分30秒後)

“I can pop open a container.” 

「ポンと音をさせて開ける」

(↓短くビデオをクリップしています。)

これは、開けた際に音が鳴る場合に使う表現ですね。

“pop open a bottle of champagne”  “シャンパンボトルのコルクをぽんと抜く”

(英辞郎on the WEBより引用)

↓How to pop champagne!というタイトルのビデオ。

(1分38秒のビデオです。)

 

pump out(開始4分50秒後)

” I’m going to press this down and I say” pump out” 

「ここをこうやって押し下げてます。このことをポンプアウトと言います。」

” I’m going to pump out some soap “

「ソープをポンプを使って出す。」

(↓短くビデオをクリップしています。)

pump out を直訳するのはちょっと難しいですね。

ところが、日本語から英語にする場合は、途端に便利な表現になります。

  • “血液を送り出す → pump out blood”
  • “石油をくみ出す → pump out the oil”
  • “ポンプで~から水を吸い出す → pump water out of ~”
  • “二酸化炭素を排出する → pump out carbon dioxide”

(英辞郎on the WEBより引用)

 

はい!お疲れ様でした。今回はここまでです。

 

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