本で学ぶ(A)(参考書)

鉄緑会”東大 英単語熟語 鉄壁”を買った!(英語の参考書を紹介)

どうも、モズモズです。
You Tubeで英語学習関係のチャンネルを、何気なく見てたら、塾の先生らしき人が紹介してました。
”東大”というタイトルのまぶしさに負けて、思わず買ってしまいました。
今回は、「鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁」です!

「鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁」はとても良い!

モズモズは、オジサンになって、ウン十年のベテランだけど、まあ、イイよね。こういうのを買っても。
英語学習のブログだから。
おそるおそる、「知らん単語や熟語がいっぱいやったら、どうしよ!」とか思いながら、背筋を伸ばして、”鉄壁”さんを開いてみましたが、大丈夫でした。
さすがに。ざーと見たところ、ほとんど知ってる単語と熟語でした。
まあ、趣味で英語の勉強を何十年もやってる訳だからね。
色々と関心しましたので、以下に書いておきます。

黒いカバーと”東大”の文字がかっこよすぎて、ツライ!

“東大英単語熟語 鉄壁”の中の表紙

なんだか、表紙にいきなり、”東大”とか書いてあるのって、ちょっと困るよね。
でも、安心してください!
脱いでも、スゴイんです!
黒くて、ピッカピカの表紙のカバーを外して、中の表紙を見たら、もっと、かっこいいです。
なんと、英語で、”TEPPEKI : English Words & Phrases for The University of Tokyo” って書いてある。
「英語で東大って、なんと言うかぐらい覚えとけよ!」って感じですね。
試験に、「東大の正式な英語名を書け。」ってのがあったら困るからね。
非の打ち所がない”鉄壁”ぶりです。

丸暗記を強要してない感じが良い!!

東大英単語熟語 鉄壁(ゆったりとしたレイアウトで見やすい)

ぱっと、開いた感じがいいですね、この本は。
ほーら!暗記しろ!って感じじゃない。
前から覚えていく単語帳のレイアウトなんだけど、イラストがたくさん入っているし、細かくグループ化されているし、ボリュームのあるレビューテストが付いてるしで、わざと、頻繁に立ち止まるようにしていますね。
勢いだけで、丸暗記しても、すぐに忘れちゃいますよ、っていうメッセージですね。
ボクのこのブログのコンセプトとほぼ同じなので、嬉しくなりました。
ボクが、You Tubeのネイティブの講師の授業をススメているのは、ネイティブの声の特長や、表情や、しぐさや、間や、ホワイトボードに書かれたちょっと下手くそな文字なんかが一緒になって、映像として記憶に残すことが英語学習の基本になるべきだと思っているからなんです。

単語数の多さで勝負していない!

鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁の帯

まあ、帯の後ろに「難関大学入試に必要な単語・熟語を網羅(見出し語2176、総数3325)」って書いてあるけど、これを強調している訳ではないですね。
過去の試験データーを分析したら、こんだけ必要だから入れときました、っていう事実だけを書いていると思ったほうが良いです。
YouTubeでこの本を推薦していた塾の先生は、他の単語帳で物足りない人はこちらをどうぞ、って言い方だったんだけど、まあ、的確っていえば、的確です。
ボク的に言うと、本のぶ厚さにビビってしまうタイプの人にはハードルが高いかも、という感じです。(ちなみに、厚さだけで3センチあります。)
でも、データ的に必要な語数を入れて、読みやすいように、又は、暗記しやすいように、適度なスキマを開けて、そこに、イラストやらの記憶のヒントになる必要な情報を入れて、レイアウトすると、これぐらいのサイズの本に自然となってしまう。
いいですか、暗記する場合に、単語と単語の間とか行間に適度なスキマが空いているのは、ほんとうに重要ですからね。脳科学的に。
ほんとうに、よく出来た本なので、「名作は厚いから名作なんだ(by モズモズ)」と割り切って、読書感覚で読むべきです。
繰り返しますが、ほんとうによく出来た本です。信用してよろしい。

(単語カードが得意な人もいる)

それから、ちょっと、付け加えておきますけど、本では集中して、暗記できないので、単語カードを使っているという人もいると思いますけど、それで正解だと思います。
本だけで単語を覚えるのが得意な人と単語帳が得意な人と二種類あるので、単語帳が得意な人は、単語帳を作っている時間も大事なプロセスだと思ってください。

 

 

セクションごとに繰り返し読めば良い!

 

(繰り返し読めば良い。)

それで、”SECTION”(セクション)という大きなグループが50セクションあるので、このセクションごとに覚えていくようになっています。
これは、非常に大事な事で、要するに最初っから、1ページごとに必死になって覚えなくても、いいよ!っていう意味ですから。
基本的には、前から、順番に読んで、理解が出来れば、次に進む感じで良いと思います。必死になって、覚えようとせずに、どんどん前に進んでいいようになっています。
セクションの終わりに、レビューテストがあるので、ここで、理解度を確認して、次のセクションに行くか、戻って、再度読み直すかを決めればいいようになってます。
でも、ほとんどの人は、1回目からは覚えられないと思うので、繰り返して読む必要があります。
この本の良く出来てるところは、そこです!
繰り返すのは、人間の経験の基本、学習の基本、暗記の基本です。
脳科学的にそうなっている。
必死になって暗記しなくても良いので、繰り返し読んで下さい。
ただし、音読しながら!
この本の使い方として、音読については書いていないみたいですが、英語の勉強を本を使ってする場合は、音読をしながら、聴覚と視覚の両方のセンサーを使って、脳みそにインプットしてあげると、覚えやすくなります。

出来るだけ、イメージを膨らませて読みましよう。

想像力がカギです。

必死になって、暗記する必要はありません。
繰り返すことが大事です。繰り返す際に、出来るだけ、イメージを膨らませて、記憶をたぐりよせることが出来るようにヒントのイメージを付け加えながら、読みましょう。
例えば、248ページに”obey”(~に従う)、”obedient”(従順な)という単語が載っていて、”従順な”ワンちゃんのイラストが載っています。
これを見ながら、「ウチのポチは全然従順じゃないぞ!」と思うだけでもイメージが残りやすくなる訳です。
本に落書きして、”従順じゃない方の犬”とかタイトル付けて、ポチのマンガを書くと、さらにイメージが広がりますね。

まとめ:頭のいい人たちが参考書を作るとこうなる。

The Best and Brightest 

東大を出た頭のいい人たちが参考書を作ると、こうなるんだ、っていう見本みたいな本です。
ボクなんかは、どこから開いても、参考書なのに、読書に没頭してしまい、とても楽しいです。
単なる単語の羅列じゃないので、ほんとうに読書している間に、単語を覚えてしまいます。
あえて、要望を出すなら、もっとイラストを増やしてほしい。それから、基本的にユルイ感じのイラストが多くて、それはそれでいいんだけど、時々、映像的な情報量の多い、ハッとするようなイラストも混ぜてほしい。

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